京都の厨房屋オヤジのblog

親の代からの厨房屋です。厨房機器の事でしたらどの様な事でもお尋ねください。知り得る限りのお返事をさせて頂きます・・74歳になりましたので家族からは「無理はするな」と言われております・・

クリスマスが近づくと・・

 

クリスマスが近づきます・・

 

私は7歳で母が病死してのち父と二人の

 

男暮らしでしたが、その父も15歳の時に

 

亡くなりました・・

 

父は再婚もせずに私を育ててくれた訳ですが、

 

質実剛健な男でよく酒を飲みましたが近所の

 

付き合いや親類付き合いも無く、そのせいか

 

私は結構孤独な少年時代でした。

 

f:id:reminton1100:20191221103831j:plain



 

毎日の食事は,米は炊いてくれますが、副食は

 

近所の商店街で買って来てくれてました。

 

スーパーなど無かった時代ですね。

 

勿論やもめ男が買う副食は決まっており、

 

これは美味しいなと思って食べた食事は

 

記憶に有りません・・

 

当然好き嫌いが多くなり、後に私と所帯を

 

持ったカミさんは料理作りに苦労した様です。

 

父は洗濯などはしてくれますが、家事の細かい

 

事などは全く知らず、また出来ませんし父子

 

共々どうして良いやらもの判らずの毎日の

 

二人暮らしでした。

 

そんな父ですが、毎年のクリスマスには何処で

 

買って来るのかケーキを持っての帰宅です・・

 

今ではとても食べられないような味のバター

 

クリームだらけのケーキでしたが、照れながら

 

「今晩はケーキを食べるらしいぞ!」

 

なんて世の中で決まってるらしいから仕方

 

無しに買ってきたと言わんばかりの父でした

 

クリスマスが近づくと寒い部屋で一人で父の

 

帰りを待っていた小学生の自分の事を思い

 

出してしまいます・・

 

遊びも行かず、同僚との付き合いも出来ず

 

毎日どこかでおかずを買って

 

「ただいま・・ 腹が減ったなァ~」などと

 

毎晩同じセリフで帰宅して米を炊きますが

 

一汁一菜どころか汁物なども無い単純な

 

ご飯と一菜とお茶です・・

 

クリスマスが近づくとそんな父の事を思い出す

 

厨房屋の白髪頭のオヤジです・・

 

http://www.murasakinotyuuki.com

 

 弊店所在地

お問い合わせ

 

 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

京都紫野厨器特販

責任者 今石 信太郎

090-1900-2973

〒 603-8303

京都府京都市北区紫野十二坊町 8-8

TEL 075(417)2714

FAX 075(417)2715

E-mail : kokoro@murasakinotyuuki.com

URL  : http://www.murasakinotyuuki.com

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※