京都の厨房屋オヤジのblog

親の代からの厨房屋です。厨房機器の事でしたらどの様な事でもお尋ねください。知り得る限りのお返事をさせて頂きます・・74歳になりましたので家族からは「無理はするな」と言われております・・

野暮な男・・

 

来年の誕生日が来ますと白髪頭の厨房屋の

 

オヤジは73歳になりますが、何故か昔から

 

73歳が自分の寿命と思って家族に何時も

 

宣言しておりましたので、毎日の様にゴールを

 

動かしてはいけないと家族にはいじられて

 

おりますが、それに加えて「商売の根性が無い」と

 

カミさんに怒られております・・

 

カミさんは商売人の娘のせいか人とのやりとりの

 

機微に関しては中々のもので、何を取り上げましても

 

ひねりの無い私にはとても太刀打ち出来るものでは

 

有りません・・

 

 

 

昨日もお得意様で大型冷凍冷蔵庫の入れ替え中に

 

「これは21年まえにアンタとこで購入したんですわ!

長持ちしたけどコンプレッサーの交換は8年前に、

冷却ガスの補填は5年前と8年前で、ドアのガスケット

なんか3回くらい交換したで~、そんな調子でよく

頑張ってくれて長持ちしたけど今回も20年は持つ

やろなァ~」

 

「それはえ~とアッと・・どうでっしゃろなァ~」

 

こんな調子の会話でしたが、カミさんに言いますと

 

「何でそこで持ちまっせ!と言わへんの!そんな

長持ちは稀で、今回もそうとは思ってはらへんよ・・

嘘でもええから厨房屋のアンタにそら持ちまっせ!

と言うて欲しいだけやんか!判らんお人やね~ 

それは正直過ぎるのと違うて野暮なんよ!昔から

あんたのそこが出世の妨げでっせ!」

 

カミさんの様な商売の阿吽の呼吸も無ければ、何事も

 

まともに受け取ってしまうオヤジですが、73歳にも

 

なって出世も何も無いですが、最後に野暮の三要素

 

までご宣託してくれましたが、

 

  • 気が効かない
  • 常識が無い
  • 世事に疎い

 

このどれか一つでも引っ掛かっていると野暮との事。

 

でも昔の歌謡曲で 「♪野暮なあなたが好きですと~」

 

なんて歌が有った様な気がしますのでカミさんに

 

こんな歌知らんか? と聞いて見ようっと・・

 

 

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