厨房屋のオヤジは最近つまらぬ事ばかり
考えておりまして、やはり歳のせいで困った
ものです・・ 粋な男にはなれないにしても
野暮な人間だけにはなりたくないものと
思ってこれまで生きて参りましたが、周りを
見ますと結構な勘違いをしたままで年を取った
方が大勢いらっしゃる気がして、白髪頭の
オヤジもそうなのかなと思ってしまう今日
この頃ですが、カミさん曰くのトッチャン坊や
とか正真正銘のミーハーとは自覚しておりますが
野暮だけは勘弁して欲しいと思ってます・・
昨日も大型の冷凍冷蔵庫の搬入の現場管理で
立ち会いまして、大変な現場ロケーションでしたので
大汗物でしたが、終了時にご主人が大ジョッキに
生ビールを溢れんばかりに入れて、溺れ立つ泡を
空手チョップの様に手刀で横なぎに飛ばし、
「ご苦労さん！さあ、何にも無いけど飲んでかえって！」
これが昼の二時ですから飲酒運転になるので
躊躇しておりますとご主人もアッと気が付かれて
まずい事をしているのかなとのお気持ちを
露わに出されました・・
車で来ている者に酒を出す方が野暮か、はたまた
「飲んで！」と言って下さるのが粋なのか・・
でも迷うことなくこの場面でオヤジは
「有難う御座います！頂きます！」などと嬉しそうに
飲んでいるのが野暮なのか？ 粋なのか？・・
勿論酔いが回る前に急いで帰りましたが、車中で
色々感じた事が今回の心の迷いなのです・・
断れば両方が野暮・・飲めば両方が粋とは
申しませんが、
昔から野暮な人間には特徴が有りまして、
- 常識が無い ②気が利かない ③ 世事に疎い
これが代表的な野暮の３要素らしいのです・・
嗚呼！自分は７１歳になるまで気付く事無く
今まで野暮な男で来たのだろうか？？
昔に 「♪野暮なあなたが好きですと・・」なんて
亭主にむかって唄う曲が有りましたが、
ウチのカミさん曰くでは
「アンタは焼かんと治らん様で付ける薬も無い！」
との有難いご宣託です・・
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