京都の厨房屋オヤジのblog

親の代からの厨房屋です。厨房機器の事でしたらどの様な事でもお尋ねください。知り得る限りのお返事をさせて頂きます・・74歳になりましたので家族からは「無理はするな」と言われております・・

夢の続き・・

 

厨房屋のオヤジは歳のせいか最近は子供の

 

頃の夢をよく見ますのは残った余生には何の

 

希望も欲も無いからでしょうか?

 

良くも悪しくも後に戻れない、塗り直しの

 

効かない過去が蘇ってくるのです・・

 

人間は毎日夢を見るが、起床時には皆忘れて

 

しまうとよく学者が言いますが、忘れない夢が

 

有るのは心の襞に張り付いた何かとリンクして

 

いるからでしょうか?

 

 

 

今朝も夢の中から目覚めて微睡んでおりましたが

 

見ていた夢は小学三年生の頃の忘れられない

 

古い記憶です・・

 

担任の女性教師が産休を取られた間に教育実習の

 

まだまだ学生の様な若い男性が来られました。

 

教頭先生に連れられて教室に入って来られて

 

紹介されてましたが、何か為になる様な挨拶を

 

皆にするようにと促されて

 

「僕は○○と言いまして京都の学校を出ましたが

東北の出身です。何を話して良いのか判らない

ので詩を朗読させて下さい。郷里の大先輩の

詩ですが、昔に教師をされておられました。

その方に憧れて僕も学校の先生になろうと

思ったのです」

 

この様なお話の中で宮沢賢治の「雨二モ負ケズ」を

 

わざとガチガチの東北弁で朗読されました・・

 

それを聞いていて小学3年生のオヤジが不覚にも

 

何故かポロポロと泣いてしまったのです。

 

声を出しては恥ずかしい、洟を啜っては皆にバレる。

 

流れるままに聞いておりまして、終わった後は机に

 

突っ伏してジャンパーの袖で拭きました・・

 

何が何だかよく判らず、知らない詩を知らないイント

 

ネーションで聞いただけで何故泣いてしまったのか。

 

私を生んではくれましたが、顔も知らない母親は

 

ひょっとして東北の人だったのか、もしくは私の幼き

 

頃に誰かがこの詩を枕元で聞かせてくれたのか・・

 

もしまた同じ様な夢を見るような事が有れば誰でも

 

良いので夢の中で聞いて見ようと思っております

 

ドサクサ紛れで大きくなった様な白髪頭の厨房屋の

 

オヤジですから一体何を聞いたら良いのかを

 

ポケットを探っても何も出てはきませんから、まずは

 

その辺りから考えておこうっと・・

 

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