京都の厨房屋オヤジのblog

親の代からの厨房屋です。厨房機器の事でしたらどの様な事でもお尋ねください。知り得る限りのお返事をさせて頂きます・・74歳になりましたので家族からは「無理はするな」と言われております・・

人生の機微は酒場に有り

 

時短営業期間が続きまして厨房屋のオヤジは

 

営業店が無いので何処にも出かけられません・・

 

私より年配の猟の大先輩がフェイスブック上で

 

毎日清酒と缶ビールを家で飲んでいると言って

 

おられましたが、その方は飲みに行くのが

 

大嫌いでお酒は家で飲むものと決めてられる

 

様ですが、小生は反対に家で飲む事は全く無く

 

どの様な美味しい肴を出されてもお正月の

 

お神酒以外は家飲みはしません。

 

でも外で飲むのは大好きで、必ず一人で参ります

 

酒場という所は人生の機微が詰まっております。

 

居酒屋でも和食処でも、はたまたスナックでも

 

ポツンと一人で座って隣のお客様同士の会話を

 

聞いていたり、ママさんやスタッフさんとの話の

 

中になるほどな・・ と感じるところが有ります・・

 

世の中で蕎麦好きの方はよく御蕎麦の蘊蓄を

 

披露される方が多いように見受けられますが、

 

酒の席でもたまに面白い話が聞けます・・

 

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過日にもカウンターの隣で東京から観光で

 

来たと言う年配の紳士が話しかけてこられ

 

「ドイツではビールを燗で飲む人や欧州では

ワインを面白い飲み方で楽しむ人がいますが

日本ではワインをやたら能書きを垂れもって

値打ちタラタラ飲んでいる人が多いから嫌に

なっちゃいますよ・・向こうじゃ上等か安物かの

美味しいジュース感覚なんですがね・・

ニューヨーク辺りのホームレスやアル中の連中は

皆ワインなんですよ、だって安い酒ですからね。

茶色い包装紙のままでグイグイやってますよ」

 

「何かその飲み方も旨そうですね・・」

 

「あの酒、この酒の旨い飲み方が有りますよ

ビールだけでもラッパ飲みがいいとか、グラスだ、

いやジョッキだとか、缶なら直接とか言ってね・・

日本酒の一番旨い飲み方でも私も歳をとって

思うんですが、冷酒をグラスでとかカラフェで

とか熱燗で猪口かぐい飲み茶碗なんて言うより

口が少し欠けたご飯茶碗かどんぶり茶碗を左手に

持って、右手に二級酒の一升瓶でガンガン注いで

飲むのが豪快で硬派な酒飲みの嗜みですよ!」

 

「中々気合の入った飲み方でそれも旨そうですね

関東の飲み方ですか?」

 

「いやいや、関東や関西、北海道や九州では無く

昔からのただの日本人の旨い酒の飲み方です

酒に講釈や能書きは要りませんよ」

 

こんな他愛もない会話が白髪頭の厨房屋の

 

オヤジには旨い酒の肴になるのです・・

 

それはそうと家飲みばかりしている先輩はどんな

 

旨い肴で飲んでいるのでしょうね・・

 

ひょっとして永く共に暮らした別嬪さんの奥さんと

 

二人でニコニコしながら飲んでいるのかなァ~

 

今度一度聞いて見ようっと・・

 

 

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